チビくろ世帯1
「おでんが恋しいの」
チビくろ世帯、始めるかー…。
今回は、リアルチビの暗日記風に進めたいと思います。
それでは記念すべき、チビくろ世帯1スタートでーす!
ある晩、バニオを家に招待したら、パンツ一丁で来た。
それで、よう来れたなって思った。
そんで、いきなり一緒に暮らそうって言うてきた。
バニオと付き合いたてやし、特に断る理由もないけん、かまんよって言うた。
引っ越してきた。
ぶっちゃけ、バニオと2シムっきりの生活って初めてやけん、キンチョーしまくりやった。
ちょっと前まで、世の中のリア充消えろとか思っとった自分が、リア充になった。
ちょっと前の自分はクズやなって思った。
バニオの日課消化にパソコンが必要やったけん買った。
金がなかったけん、けっこう安いヤツにした。
テーブルとイスはうちの好きな赤色のを選んでくれた。
めっちゃ、うれしかった。
あーあ。
バニオはうちのクズさを知らんのやろな。
知った時はどうなるんやろって思ったら、ちょっと試してみたくなった。
世帯の金が300シムオリオンくらいやけん、バニオが「ウイルス作って売る」言うた。
ウイルスとか作れるんやーって思った。
そこを利用しようと思ったけど、さすがにクズやと思ってやめた。
バニオ、ヤバッ♡
バニオに頼るばっかりやったらいかんと思って、くそニートを卒業することにした。
わい、芸人になったる。
って、ラッセル・サヤカさんに言われた。
ぴったりってどういう意味?
特に仲も良くないけん、無視した。
せっかくメールくれたのに、無視して、まじで自分はクズやと思った。
日課消化に必要やけん、バイオリンを買った。
普通のヤツ。
39シムオリオンになった。
家賃を払えるか、心配や。
あ!右手に頼んでチートしてもらえばええか。
そしたらでー、うち、働かんで良かったんちゃう?
まだ、仕事に行ってもないけど、辞めたくなった。
うちが寝よる間、読書を楽しんどったのに、
手練れの右手に操られて、プログラミングスキルっていうんを上げさされよった。
可哀そうやった。
病気になっても休まんと、ひたすら上げさされよった。
右手、マジ、ぶっ殺やし!
これで昇進できるんちゃう?って右手が言よったけど、強制的にさせて、意味あるん?とか思った。
世の中、狂っとる。
右手が言よった、異世界に行きたくなった。
朝方、家の前でジャックさんちのヒューゴーとルーナちゃんがおった。
ヒューゴーがうるさかったけん、一発、殴りに行こうと思ったけどやめた。
バニオは一睡もせんと、朝ご飯を作ってくれた。
高エネルギープロテイン料理っていうんを作ってくれた。
こんなん寝起きで食えるか!って思った。
せっかく作ってくれたのに、そんなん思って、マジ、クズや。
料理代金を取られて、9シムオリオンになった。
元気になったバニオを殴ってやろうと思った。
事態の深刻さに気付いたんか、家の前のベンチで反省しよった。
ワロタ。
大和さんちのピーちゃんがおった。
男、連れとった。
騙されとんちゃう?って言うたら、バニオにそんなん言うたらいかんって言われた。
オリヴィアちゃんが、2シムの後をストーカーみたいについて行ったん見て、バニオが警察に言いに行こうって興奮しとった。
止めた。
ホンマは欲しなかったけど、ここで食べんかったら、ホンマに自分はクズやと思ったけん、食べた。
美味しかった。
バニオ、マジ、カッコええー♡
バニオが寝る言うけん、なにしよろー?って言うたら、バイオリン買ったんやけん、日課消化したら?って言われたけん、やってみた。
バニオがきいいいいッってなっちょった。
自分でも才能ないなって思ったけど、すぐやめたらバニオに根性なしやって思われるんがイヤやったけん、続けた。
自分の出す音に死ぬ思た。
バニオの神経が細なった。
他シムを苦しめるだけの音を出す自分は、
消えてしまえばええのにって思った。
コリンズさんに、なんでうちは産み落とされたん?って聞こうと思ったけど、他のシムと話っしょったけんやめた。
引っ越してきた挨拶をしてなかったけん、隣の家に挨拶しに行った。
空き家やった。
帰ったらバニオが起きとって、ハグした。
死んでもええと思った。
あ、死んだら、これから起こる楽しいことが味わえんのか。
そしたら、生きよ。
うちの仕事が始まるまで、バニオと裏の川で釣りをした。
釣った魚を売って、世帯の資金を増やすことにした。
なんかデカめの魚が釣れた。
名前が分からんけん、バニオと調べた。
幸せやった。
そんで、次もうちらの回や。